駆除の前に生態を勉強しよう!

駆除の前に生態を勉強しよう! トコジラミ駆除をする前に、今後の対策として生態を学んでおくことをお勧めします。トコジラミの別名は南京虫といい、人の血液をエサにして生きています。実際に吸われるとその部分は激しいかゆみを感じるのが大きな特徴です。
夜行性なので昼間はあまり動かず、昼は壁や柱の数mmの隙間に潜んでいます。夜になると動き出し、人だけでなく動物の血も吸います。ですから、ペットを飼っているご家庭では、ペットもトコジラミの被害にあうかもしれません。
う化直後の幼虫から成虫まで吸血し、幼虫になると5回ほど脱皮しながら1~3カ月で羽化します。成虫の寿命は1年程度であり、年間3回以上の発生を繰り返すのも大きな特徴です。雌成虫は毎日2~5粒ずつ卵を産むことで知られていて、飢餓や低温に対する耐性が強いので厄介です。寝具やマットレスに潜むことも多いのですが、日中には動きませんので見つけるのは困難です。そのため、発生が疑われたらトコジラミ駆除の事業者に依頼する必要があります。

トコジラミの発生原因とトコジラミ駆除の方法

トコジラミの発生原因とトコジラミ駆除の方法 トコジラミは南京虫と呼ばれることもある害虫で、かつては我が国の住宅でよく見られましたがいったんは激減しました。しかし近年では国際交流の進展によって外国から流入し、再び被害が拡大する傾向にあります。
トコジラミの発生原因はいくつか挙げられますが、代表的なのは衣服やカバンなどに付着した状態で外から持ち込まれ、室内で繁殖するというものです。また、最近は物流網がどんどん拡大しているため、海外通販で購入した寝具などのすき間に隠れているケースもあります。
トコジラミは暗いところを好むため、畳のすき間や家具の裏側などに棲息し、夜になるとはい出てきて人間の血を吸います。吸われた箇所には赤い斑点が生じて、激しいかゆみを覚えます。
トコジラミ駆除の方法としては掃除機で吸い取る、スチームクリーナーを当てて熱で退治する、殺虫剤を噴霧するなどがあります。ただし殺虫剤については他の害虫用の製品を安易に使いまわすと耐性を身につけて却って被害が拡大することもあるので、必ずトコジラミ駆除専用のものを使うようにします。